Column - 毎日の生活に役立つコラム

正しいご供養のやり方 【お線香や生花の意味は?】

ご先祖を供養する意味は?

先祖供養とは、代々つながる家系の先祖のことを思い、感謝し、お墓や仏壇に供物を捧げて拝み、供養することをいいます。

このような先祖供養の行いは「今、自分が生きていることへの感謝」に基づいています。なぜならご先祖様がいなければ今の家族も、自分もいないからです。そのように過去からつながるすべての存在に感謝し、自分が生きていることに感謝し、その思いを供物と一緒に捧げることが先祖供養の意味です。

人間の死後、その霊魂は霊界に旅立つといわれていますが、その霊魂は現世に建てられているお墓や仏壇の前にやってくるといわれています。お墓や仏壇というのはいわば「あの世」と「この世」をつなぐ道のようなものです。そこでお墓や仏壇の前にやってくる仏様やご先祖の霊魂に対し食べ物やお水を捧げて供養するのです。

仏壇での供養方法

仏壇供養における一つひとつの行いにはちゃんと意味があることを知っておきましょう。

・ロウソクをともす意味
仏壇にともすロウソクの光は「あの世」への道筋を照らす光といわれています。ご先祖の霊はこの光を頼って彼岸から此岸にやってきますし、私たちもいつかあの世に行くときに彼岸へ旅立つ道しるべとなります。また、ロウソクの光には煩悩を滅却する清浄な光という意味もあります。現世における煩悩の闇を滅却し、不浄を清め、知恵としての光をもたらすという意味があります。

・お線香を炊く意味
お線香の意味は、お線香を焚くことで心身を清めてから仏様と向かい合うという意味のほかに、香食(こうじき)という意味もあります。位の高い如来様はお線香の香りを好んで食べにくるといわれておりそれが香食としての供養です。

・お凛を鳴らす意味
仏壇でお凛を鳴らすとその音色が仏様に届いて仏様が喜ぶといわれています。同時に供養の祈りを音色と一緒にご先祖に届けるという意味もあります。また、お凜は読経の開始と終わりの合図ともなるものです。


・生花の意味
お墓に供える生花はご先祖様の霊が現世に戻ってくる際の目印になるといわれています。また、仏壇に供える生花は仏様への供養の意味があるのです。

花はながめる人の心を豊かにし旅立たれた人の心をなぐさめ悲しみにくれる皆様を癒す力があります。諸行無常(花は枯れる)や全てのものはそのままでなく移ろいゆくという気づきを与えてくれ、今を大事にしないとということを教えてくれます。


・供養物の意味
あの世に旅立った霊魂は仏壇やお墓に供えられた食べ物を食べにくるといわれています。生前ご先祖様が好きだった食べ物や飲み物を捧げることで感謝の意を示します。

お墓での供養方法

お墓での何気なくやっている供養にも意味があります。
・お墓に水をかける意味
お墓に水をかけることは「ご先祖様の喉が渇いて苦しまないように」という意味があります。また、お墓に水をかけることが合図となってご先祖様の霊魂を呼ぶことができるという説もあるようです。

・お墓に水をかけない意味
宗派や地域によってはお墓に水をかけてはならないケースもあります。お墓に水をかけることはご先祖様の頭に水をかけることと同じであり、ご先祖様に無礼に当たるという理由があるようです。つまりお墓に水をかけることはご先祖を侮辱する行為になるということです。そのためお水をかけるのではなく水タオルで墓を拭いてあげる場合もあります。

ご供養方法は宗派によってもさまざま

供養といっても日本ではそれぞれに地域性があり、数多くの宗派も存在するのでご供養のマナーには微妙な違いが出てきます。自分の宗派の供養のやり方が必ずしも正しいとは限りません。あらかじめそのことを知っておかなければ、他所で供養を行う際に不適切なマナーだと白い目で見られる可能性も出てきます。

宗派によるご供養のマナーや正しいやり方を詳しく知りたいときは、気軽に相談できる窓口を利用してみましょう。「仏事の窓口」では仏事のサポートから供養のマナーまでなんでも相談することができます。仏事・供養についてわからないことがあれば「仏事の窓口」に気軽に相談してみてください。

 

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